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子供の人見知りって誰でも1度は経験があると思います。小さい赤ちゃんがママ以外に抱っこされると泣いてしまう、これはもう立派な人見知りです。だからと言って慣れさせる為に色んな人に抱っこさせる必要はありません。
子供の人見知りは子供が物心ついてから対策すれば十分です。うちは子供が3人居ますが人見知りは1人も居ません。もちろん元からそういう性格だったのかもしれませんが、3人全員同じように育ててきたのが大きいと思います。
子供の人見知りを克服させるためには親の努力も必要です。今日は一般的な人見知り解決法ではなく、我が家で行ってきた独自の人見知り解決法を書いていきたいと思います。
Contents
2歳頃から子供と2人で出掛ける
子供がある程度意思の疎通が可能になり、1人で歩いても大丈夫なのが2歳くらいですね。週末は家族でお出掛けが我が家の決まりです、なんて家庭もありますが、それでも大丈夫なのですが出来れば父子、母子どちらか2人で出掛ける時間も作ってください。
3人で出掛けるのは手もかからず楽なのですが、子供の身の回りの世話を全て親がやってしまい、子供自身の意思表示がしっかり出来なくてもパパ、ママどちらかはそれを汲み取ってついつい世話をしてしまいます。
もちろんそれは大切な事ですが、私はそういう場面を避ける為にあえて子供と2人で出掛けます。
最初は散歩からスタート
親子2人でまずは散歩から始めましょう。出来れば公園など行かずに人が沢山歩いている場所などを選んで散歩します。理由は公園だと子供しかいませんが、普通に道を散歩していれば幅広い年齢層の人と出会えるからです。
私が子供と散歩をしていた時は特に目的は持たないようにしています。とにかく色んな場所を歩き回って沢山人が居る場所を通ったり、フラッとお店に入ったりするようにしています。
散歩で人見知りを克服するぞ!などと気負ったりせずにただ普通に散歩をするだけでも割と克服出来たりします。知らないお年寄りが話しかけてくれたり、若いカップルが子供が可愛いと話しかけてくれたり、とにかく散歩をするだけで色んな人と接する事が可能です。
子供が興味を持つ場所に立ち寄る
子供が男の子でも女の子でも同じです。出来れば散歩コースには子供が興味のあるものがある場所を通過するようにすればベストです。例えば2歳の男の子ならトラックやショベルカーが大好きです。
私は長男と散歩する時は決まって工事現場の近くを通るようにしていました。興味があるものであれば子供の足は自然とその対象に向かいます。工事現場で仕事をしている人が居れば足が止まってしまうかもしれませんが、そこは親が1歩背中を押してあげましょう。
大人であれば子供が工事現場を見に来れば重機に興味があるんだな、って分かります。仕事中は近寄らないようにしていますが、休憩しているなら近くまで行けば工事現場のおじさんに話しかけてみましょう。
最初にキッカケを創るのは親の仕事ですが、親が知らない人と親しげに話していればそれを見ている子供には安心感が生まれます。我が家では私が最初に話しかけてその後に子供に振るようにしています。
「○○はどうしたいの?」と言えばパパにだけ聞こえる小さな声で言いますが、聞こえないフリをします。周りの人に聞こえるまで何度も聞き直したりしていました。
「ショベルカーに乗りたい!」と大きな声で言えたら仕事が休憩中なら乗せてくれたりします。それが1度出来れば同じ工事現場に毎週通って最後は子供が自分から話しかけ、工事現場のおじさん達にお願いするようにまでなりました。
フラっとお店に立ち寄る
コンビニでもパン屋でも本屋でもいいです。散歩しながら子供に何か欲しいものは無いか尋ねます。お菓子が欲しいならコンビニへ、お腹が空いたならパン屋に、何も言わないなら本屋にといった具合です。別にお店はどこでも構いません。
よく行ったのはコンビニです。欲しいお菓子を1つだけ選ばせ、レジまで自分で持って行かせる。そして「お願いします」と言えたら買ってあげるという風に私はいつもしていました。最初は恥ずかしがって買えないかもしれません。
でも恥ずかしいならパパが買ってあげるよ、なんて事はしません。
「じゃあ今日は出来なかったからまた次来た時に頑張ろうね」と言ってお菓子を商品に戻させて店を出ます。パン屋ならそういう事は出来ないので、最初はコンビニで子供が自分で主張できる場を作ってあげましょう。
コンビニなら散歩の途中でなくても仕事が終わってから子供の訓練の為にフラッと立ち寄る事も出来ます。何度も行っていれば子供もその雰囲気に慣れてきて出来るようになります。
公園では最初は無理に遊ばせない
公園に行けば同じような年齢の子供から少し年の離れた子供まで沢山います。我が子は始めてみる他の子供たちに戸惑い、遊びたくても遊べないかもしれません。もしかしたら何も気にせずその輪に入る子も居るかもしれませんが、そういうお子さんをお持ちならこの記事は見ていません。
人見知りの子供を無理やり輪の中に入れても子供は自分の主張が出来ないし、さらに人見知りが酷くなってしまうかもしれません。そういう時は無理をさせず、雰囲気だけを感じさせればいいのです。
遊びたいならキッカケは親が作る
子供って気が付けばいつの間にか仲良くなっている、これはよく言われることですが、それは人見知りをあまりしない子供同士の話であって人見知りだとなかなかそこまで到達できません。
なら一緒に遊ぶキッカケを親が作ってあげればいいのです。私は遊具で遊んでいる子供とその周りに居る親の輪に入っていって「ご一緒してもいいですか?」と一言断わりを入れてから他の子供たちに、ウチの子と一緒に遊んで欲しいとお願いします。
滑り台やブランコなど、最初は親が近くで見ていてあげれば子供も安心して遊べます。無理に子供たちと仲良くさせる必要もありません。同じ遊具を同じ空間で共有しているという雰囲気を最初は体験させます。
そこで慣れて子供同士話をしれくれればラッキー、ダメなら子供から慣れない雰囲気に耐えられなくなり遊ぶのを止めます。子供の人見知りは急に治ることはありません。少しずつでいいので慣らして行きましょう。
公園はいつも同じ場所を
子供が人見知りを克服できるまでは出来るだけいつも同じ公園に行くようにしましょう。いつも同じ公園に行っていれば顔見知りも増えてきますし、子供同士何度も顔を合わせるようになります。
続けていれば自然とその子供に対して我が子も人見知りをしなくなっていきます。人見知りの克服は場数経験が1番大切です。仕事みたいな言い方になってしまいますが、経験が無いと対処方法が分かりません。
いつも同じ場所の公園とよく見かける他の子供、この2つが経験となります。私はいつも子供を同じ公園で遊ばせていたのですが、そこで友達になった少し年上の子供達は公園の前に住んでいて、窓から姿が見えるといつも家から出てきてウチの子と遊んでくれるようになりました。
人見知りだった我が子が慣れるという事は相手の子供も慣れてくれていると考えるのが自然ですね。
慣れたかな?と感じたら冒険をさせる
冒険と言っても危ない事をさせるわけではありません。もし少しでも我が子の人見知りが改善したかな?と感じればいつもの公園で初めて見る子供と遊ばせるようにしてみましょう。
もしダメでも別に気にする必要はありません。子供同士の人見知りは慣れから解消される部分が大きいですが、初めてみる子供に対しては慣れがありません。そこで普通に話しかけられるようになっていれば安心です。
無理なようならまた同じ事を繰り返させればいいだけです。親が一緒に同伴で仲良く出来るような場を作ってあげる。
何度も言いますが人見知りは場数経験がモノを言います。何度でも同じ経験をすれば絶対に人見知りは無くなります。当然親の協力は不可欠なので親も頑張る事が大切です。
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人見知りのまま大人になったら?
上で書いたように、人見知りを克服するのは親の努力も並大抵の事ではありません。もしかしたらもっと酷いかもしれませんし、もっと楽に解消できるのかもしれません。しかし、人見知りか、そうでないかでは人生において人見知りの場合、損をする事が沢山あると思います。
もし我が子が人見知りのまま何も対応せずに大人になってしまい、将来他の人より損をしてしまったらどう思いますか?あの時にもっとああしておけば良かった、こうしておけば良かったと考えても手遅れです。
なぜ人見知りが損をするのか、もちろん得をすることもあるかもしれませんが、損をすることの方が多いと思います。
人見知りの大人は損をする?
ここからは我が子の話ではなく、人見知りのまま大人になってしまったらどうなるのか?面白い調査結果が出ていたので書いていきたいと思います。
大人でも人見知りな人は沢山居ます。仕事のメールや電話では饒舌な人だったのにいざ顔を合わせてみると自分からは話を切り出したり出来ない人を今まで沢山見てきました。
約3割の大人が人見知り
これはある会社のインターネットでの調査結果ですが、大人でも自分は人見知りだと実感している人は3割、その3割の内の81%が人見知りによって損をしていると感じる人がいるようです。
これは仕事であったりプライベートであったり色んな所で人見知りであるが故に損をしているかもしれないと実感できるかもしれません。人見知りじゃない人からすればそんなに大きな問題に思わないかもしれませんが、当人は割と深刻かもしれません。
仕事で損をする
人見知りの場合、仕事で損をする事がたくさんあります。例えば人見知りのせいで上司に意見を聞きたくても聞けない、同僚に相談したくても相談できない、結果、1人で仕事をして失敗して怒られる。
なんだか絵に描いたように分かりやすい損の仕方ですね。でも実際こういう人が多いと思います。仕事で意見を求めたり相談する事はとても大切な事です。それが出来ないという事は損することはあっても得をすることはありません。
プライベートで損をする
最近は草食系男子なんて言葉がありますが、これは基本待ち専門という事になるのではないでしょうか?気になる女性が居るのに自分から話しかけられない、気になるのにそういう素振が出来ない、これって損じゃありませんか?
出会いが無いから結婚できないなんて事を言う人がたまに居ますが出会いは待つのではなく、自分で作るものだと思います。もしお節介な友人が女性を紹介してくれても人見知りの性格が邪魔をして一定以上の距離から踏み込む事が出来ません。
将来の伴侶を見つける場合も人見知りは大きな弊害になりかねません。
大人になっても人見知りは解消できる?
勿論出来ますが、それは子供の人見知りを解消させる場合と同じです。とにかく場数を踏むしかありません。要は失敗を恐れないという事です。
まずは人に話しかける事から始めましょう。別にナンパをしてくださいと言っている訳ではありません。社内でも常に誰かに仕事の事で話しかけることを意識するだけです。社内で慣れてくればそれは営業なんかにも役に立ちます。
飛び込み営業を経験されている方は分かると思いますが、人見知りかそうでないかは最初の第一印象で分かります。その性格で営業の成績等も大きく左右されるでしょう。
大人になっても人見知りを解消するならとにかくがむしゃらに自分から色んな人に話しかけまくりましょう。
まとめ
子供の人見知りは当たり前の事ですが、それを何も対策をせずに放置してしまうと色んな場面で損をしてしまいます。
それが子供の人生だ、なんて割り切っている親も居るかもしれませんが、出来れば我が子には幸せな人生を歩んで欲しいですよね。それなら人見知りを解消してあげる事はとても大切な事だと思います。
人見知りはコミュニケーション能力が低い場合が多いです。これは仕事上欠かせない能力なのでそれだけでも損をします。いくら勉強が出来ていい会社に就職できても人見知りでは人の上に立つ事は出来ません。
つまり出世する可能性が低くなってしまうという事に繋がってしまいます。
私は今のうちから子供には沢山の経験をさせたいので外食する時は子供には自分で店員を呼んで自分で注文をさせるようにしています。知らない人に自分の意見を言えるようになるのは大人になってから大切だと私自身が実感したからです。
子供は親や友達に対して自分の主張は出来ますが、全く知らない人にはそれが言えません。なら言えるような環境づくりをしてあげる事が親の役目ではないでしょうか?
子供が大人になって自分の手から離れればそこからは自分自身の力で生きていくようになります。しかし、それまでにどれだけの土台を作ってあげられるかは私たち親の役目だと思います。
社会に出ても大丈夫な基礎的部分を子供のうちから少しずつ生活の中で自然に植えつけてあげる事は勉強が出来るよりも大切な事だと私は思います。
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