家庭での父親の役割は?父親が叱る時にしてはいけない事は?

Sponsored Link



現代社会において、父親の役割は昔と違って大きく変わりました。昔の父親像とは威厳があり、怖い存在でしたが、その一方で家事・育児には関わらないという家庭内では母親にとって役に立たない存在でもありました。

 

しかし、今も昔も唯一変わらない役割があります。それは子供を叱るべき存在だという事です。叱るのは母親でもいいと思うかもしれませんが私はそうは思いません。父親は今も昔も威厳だけは保たなくてはいけません。

母親の怒り方と父親の叱り方は?

これは全ての家庭で当てはまるというわけではありませんが、母親の叱り方というのは女性特有というか別に偏見ではないのですが細かいことでしょっちゅう叱っているイメージがありませんか?

 

子供が片づけをしない、宿題をしない、野菜を食べない、などなど。母親って細かい事でいちいち叱るような気がします。全員がそうだとは思っていませんが、私の母親も妻もそんな感じだったので・・・

母親は常にストレスが溜まっているから怒りっぽい?

色んなことが原因でストレスって溜まりますよね?母親になるとストレスの原因になることが沢山あると思います。仕事をしている人なら専業主婦の人より時間的にも気持ち的にも余裕が無いと思います。

 

私の周りの母親だけかもしれませんが、共働きの母親と専業主婦の母親では共働きの母親はよく怒っている人が多いです。あくまでも私の周りの話なので全ての母親に当てはまるわけではありません。

 

仕事のストレスを家庭に持ち込むのはよくないと言われますがそれは男性も女性も難しいことだと思うので自分では知らないうちにストレスを抱え、ちょっとした事で子供を怒ってしまったりするのは仕方ないことかもしれません。

 

もしかしたらストレスの原因が父親にある可能性もあります。共働きなのに家事も何もせずに仕事から帰るとゴロゴロしていたらその姿を見るだけで母親のストレスになるので多少の家事はソツなく出来るようになりましょう。

普段の父親は子供を守る役割が多い?

いつも母親に叱られてばかりの子供を見て可哀想に思う父親もいるでしょう。母親をなだめながら叱られる子供を慰めたりとサポート役ばかりをいている父親になっていませんか?母親が叱って「パパからも何か言って」と言われても二重に叱ることになるし、そもそも自分なら怒るようなことでもないので叱れない、なんて経験もあるでしょう。

 

宿題をしないから怒る、片づけをしないから怒る、ご飯をこぼして怒る、父親ならそんな細かい事で怒る必要は無いと思うのが私の考えです。宿題をしない、片づけをしない、ご飯をこぼす、これらには、しない、できない何らかの理由があります。

 

その原因をつきとめてしっかりと話して分からせてあげるのが父親の役割ではないでしょうか?しない、出来ないから叱るというのは子供には理解できない事だと思うので母親とも怒り方についてしっかり父親は話し合うべきです。

父親が叱るときは?

それは悪い事をした時、危ない事をした時でしょう。他人に迷惑をかけるような事をしたり、事故につながるような危険な事をした時はしっかり叱れる父親になりましょう。叱るときはただ頭ごなしに怒るのではなく、なぜそういう事をしたらいけないのか?危ないのか?をしっかり説明しながら叱る事が大切です。

 

また、約束したことを破ったり、何度言っても聞かないときなどもしっかり叱るべきです。父親が怒るときはここぞと言うときだけで十分です。

 

時には子供を怒り過ぎるママを子供の前で怒ることも効果的かもしれません。いつも叱られているママを叱る姿を見るとパパは怖い存在だと子供は認識します。父親の威厳を見せることも時には必要です。
Sponsored Link


最近は叱らない親も多い

母親は怒りっぽいと書きましたが、最近は叱らない親が多いと思います。子供に甘い親、いわゆる親バカです。人に迷惑をかけるような事をしても怒らない親がとても多いと感じます。これは私だけではなく、皆さん同じ事を思うでしょう。

 

なぜ叱らない親が増えたのか?理由は色々あると思いますが子供のためにならないと思うので、もしこの記事を読んだら少しでも子供を叱れる親になってください。

厳しい家庭で育った人は我が子を叱れない?

自分は幼少期にとても厳しい家庭で育った。だから自分が結婚して子供が産まれたら叱らずに育てたい。

 

これは実際に私が幼稚園に子供を迎えに行ったときにあるお母さんから聞いた言葉です。子供が他の子供に怪我をさせるような危ない事をした時に私が他人の子供を怒ったのですが、その時に子供の母親も隣に居ました。

 

でも叱ることはせず「○○君、ダメだよ~」なんて気が抜けるような注意をしていたので、怒ったりしないんですか?と聞いたら上記のような返答が返ってきて愕然とした記憶があります。

 

我が子が危ない事をした時に叱れない親は逆に自分の子供が危険な事をされて怪我をしても相手に怒る権利は無いと思います。自分の子供はいいけど他人の子供はダメ、こんな考え方の親は親になる資格はありませんね。

 

厳しい家庭に育ったから我が子を怒らないのは別に結構ですし、他人の家庭に口出しするつもりはありませんが親としての自覚に欠ける人が増えていると思います。別に私が出来た人間とは思いませんが、人に迷惑をかけるような子供を野放しにするような親バカではないという自負はあります。

親バカが増えるのは少子化の影響?

これも少なからず影響していると思います。家庭の事情で子供は1人しか居ない。これって別に珍しい事ではありません。日本の出生率は1.41しかないのですから今の時代一人っ子は珍しい事ではありません。

 

しかし、一人っ子が故に甘えて育てられた子供が多いと思います。一人っ子でもしっかりした親なら全然問題ないですが、子供を全く叱らず甘やかして育てている親が多いです。

 

中国では一人っ子政策で生まれ育った子供たちを「小皇帝」なんて言葉で揶揄されたりしますが、日本にもこれに近い親が増えているのではないでしょうか?甘やかすのは大いに結構ですが叱るべきところはしっかり叱る大人になってほしいですね。

叱られずに育った子供はどうなる?

叱られずに育った子供が大人になるとどうなるのか?これはその子供が大人になってみないと分かりません。もしかしたらそれでも立派な大人になるかもしれません。スポーツなんかをしていると怒られることもあります。

 

親が叱らなくても他で怒ってくれる大人と接してれば大丈夫かもしれません。しかし、基本的に甘やかされて育った子供は非常に打たれ弱い印象があります。少し叱られただけで落ち込んだり泣いたり、とにかくメンタル面で弱い人間になってしまうのではないでしょうか?

 

社会に出れば精神的に辛い事や上司に怒られることなんて当たり前のようにあります。そんな時に叱られずに育った大人たちは怒られるのが嫌で仕事が嫌になってしまうかもしれません。

 

近年では子供の成長には叱って伸ばすより褒めて伸ばす事が効果的だという実証もありますが、褒めるのと甘やかすのは違います。親はしっかりと親らしくするべきではないでしょうか?

叱りたくても叱り方が分からない?

こう悩んでいる父親は多いと思います。私も怒り方について悩んだこともあります。しかし、こればかりは子供の性格や自分の性格もあるので決まった叱り方と言うものがありません。子供にとって叱られるという事はとても嫌なことです。

 

子供が嫌な事でも子供の事を考えてしっかり叱れる父親になるために必要なことは自分が子供の時に親に怒られて今思えば良かった事、嫌だった事を思い出してください。

絶対にしてはいけない父親の叱り方

これは決まっています。大きな声を張り上げて怒鳴らない、理由もなく怒らない、この2点です。この2つは子供に対して恐怖心しか植え付けません。なぜ怒られたのか理由も分からないまま怖い思いをする子供が可愛そうです。

 

また、大きな声で怒る事で理由を話しても子供は理解できない場合が殆どです。それでも大きな声で怒りたい親は子供が恐怖心に支配されて育ってもいいと思って好きなように怒ればいいのです。

 

自分が仕事でいきなり上司に大声で怒鳴られてあなたは反省して頑張れますか?理由もなくいきなり怒られることに納得できますか?それと同じ事を子供に出来ますか?そう考えれば怒鳴る事は必ずしも得策ではありません。

父親は子供に感情的になってはいけない

父親だって人間です。子供の言動にイライラして感情的になることだってあります。何度注意してもやめない、何度注意しても直らない、など同じ事で注意するのに疲れてついつい感情的になって怒ってしまう。

 

私も昔ありました。でも子供はまだまだ成長段階です。大人と同じ物差しで見てはいけません。イライラする感情を爆発させる前に一度大きく深呼吸してみては?私は子供に対してイライラした時などは深呼吸をするようにしています。

 

それだけでも気持ちが落ち着きますし、冷静になることができます。叱ることは親として教育になりますが、感情的になることはただの怒りです。

 

親なら子供に対して感情的になるのではなく、思いやりをもって叱る事を心がけるようにしましょう。子供を叱るのは子供の将来のために、立派な大人になって欲しいという思いを持って叱ってあげましょう。

叱るだけではなく、諭すことも覚えよう

子供は叱っても理解できずに泣いてばかりになっていませんか?そんな時は叱る事を一旦止めて子供と2人でじっくりと話し合うことも大切です。なぜダメなのか、なぜいけないことなのか?子供が理解できるように優しく諭してあげましょう。

 

諭してあげることで子供は理解するかもしれませんし、逆に子供に舐められるかもしれません。こればっかりは実際にやってみないと分からないですが叱り方が分からない、叱っても聞いてくれない時は1度試してみてください。

 

子供も親も性格は十人十色です。叱り方に正解はありませんが、怒る事は間違いの場合もあります。諭して叱る、難しいかもしれませんが子育ては親に課せられた最も難しい課題です。

まとめ

子育ての中で子供を叱るという事は避けては通れないことです。これをせずに子育てをするということは私は育児放棄と言ってもいいと思っています。

 

最近では叱らない子育て、なんて事も言われたりしますが叱られずに育った子供がまともな大人になれるとは私は思いません。叱らなくても立派な大人になれると思うのは親の願望であって実際は立派な大人になれる想像ができません。

 

諭すことは確かに大切かもしれませんが、社会に出るまで1度も叱られたことがない人はどんな大人になるか私は考えたくもありませんし会社という組織の中で機能する人材になれるかといえば疑問に思います。

 

社会人になれば子供のときとは比べ物にならないくらい嫌なことも多いですし上司に怒られることもあります。その時に耐えられる、成長できる人間に育てるために子供のうちからしっかりと叱ってあげましょう。

 

時には怒って叱る事も私は大事だと思います。その時にただ、感情的になって怒るのではなく、明確な理由を持って叱ることを忘れずにいてください。
Sponsored Link