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子供が勉強や宿題をしているけどまったく続かない、すぐに他のことに気を取られてしまう。
小学生くらいの子供を持つ親なら多くの人が悩む問題ですね。こんな時、親としてどのような行動を取りますか?
・もっと集中しなさいと注意する
・叱って終わるまで続けさせる
・好きにさせておく
親として何らかのアクションを起こすと思います。好きにさせておくのはアクションを起こすとは言いがたいですが・・・
では子供に集中力を持たせるためにはどうすればいいのでしょうか?
Contents
集中力が続かなくても叱らない
これは非常に大事なことです。子供ってとても単純で、自分が好きなことをしている時は1時間でも2時間でも集中しています。
小さな子供だったらゲームをしている時、絵を描いてる時、何かを作っている時など、好きなことをしている時だけ不思議と集中力が発揮されます。
しかし、これが宿題や勉強になるとすぐに他に気を取られてしまい、なかなか続かない。何度注意しても直らなければ叱ることもあるのではないでしょうか?
しかし!
これはあまりお勧めできる方法ではありません。子供は叱られると悪いことをしていると思ってしまい、見た目は集中しているように見えますが、実は全く集中できていません。
また叱られると嫌だな、と思いながら嫌々やっている素振りを見せているだけで全く頭に入っていません。とにかく早く終わらせたい、今の状況から抜け出したい、この思いが強く、集中して早く終わらせるのではなく、適当に早く終わらせようとします。
子供に集中力が無いと思うなら、まずは集中できる環境を親が準備してあげることが大切です。
子供の集中できる環境とは?
子供が集中できる環境を準備することは大切ですが、その場合はどうすればいいでしょうか?
もちろん家のリビングでテレビが点いていたり近くで親がスマホを触っていたりしてはいけません。まずは静かで気が散らない環境を準備してあげることが大切です。
理想は子供部屋を用意してあげることでしょう。自分だけの空間で静かな環境があれば自然と集中してできるはずです。もちろん子供が小さいうちは子供部屋と言っても勉強机とベッドだけあれば十分でしょう。
私は小学校1年生になるタイミングで子供に部屋を用意しましたが、机とベッド以外は何も置いていません。おもちゃ類は一切持ち込み禁止にしています。
リビングで近くに親や兄弟が居る時よりも自分の部屋で宿題をしたほうが間違いも少なく、短時間で終わっていました。
子供部屋を用意するということは自立心を育てることと自主性を持たせることの両面が期待できると思います。
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親の背中を子供に見せる
子供はなんでも親の背中を見てそれを真似るものです。
私はいつもブログの記事をリビングにパソコンを置いて書いているのですが、よく子供が何をしているのか話しかけてきていました。いつも口癖のように「パパ、お勉強してるから話しかけないで」と言っていました。
私はブログを書く時は1~2時間ずっとパソコンの前に座ってひたすら書いています。最近では子供たちもそれを察して話しかけなくなりました。
ある日、子供が絵本を読んでいる時に「何の絵本読んでるの?」と私が聞いたら「今読んでるから話しかけないで」と言われて、まるで自分みたいだと思いました。
私が普段何かに対して集中している姿を見ているからなのか、人が集中している時は話しかけてはいけないと子供は思っているみたいでした。つまり子供は絵本を読んでいる時は集中しているという事です。
親が没頭して打ち込む姿を子供に対して見せれば、子供はいつか、どこかのタイミングで同じように没頭する姿を見せてくれるかもしれません
子供に集中できる選択肢を示す
子供部屋を用意しても、親が集中している姿を見せても一向に子供の集中力が続かない。
部屋を用意する、集中する姿を見せる、これらも選択肢になりますが、これは強制的なものではありません。どちらかと言えば自然と自主性を育てて行く方法です。
これらが出来ないのであれば塾や習い事に通わせるのも一つの方法でしょう。
親によっては子供が自分でやりたいことを見つけてほしいと思う方も居ると思いますが、子供は知らないことが世の中にまだまだ沢山あります。何にでも目移りしてしまう年頃に自分でやりたいことを見つけさせるのは難しいです。
選択肢を絞ってその中で子供に選ばせたり、親が決めて通わせるのも全く問題ありません。むしろそうする事によって子供は視野が狭まり集中できるようになります。
例えば塾に行くようになれば自然と周りの環境に影響されて勉強に対して集中力がついてくるかもしれません。スポーツでも何でもいいです。とにかく何かをやらせる事で集中力を養うキッカケになるかもしれません。
親がやってはいけないことは?
ズバリこれは無理強いさせることです。子供に集中力を持たせるキッカケになるからと言って色んな選択肢の中から何かをやらせる。
この選択肢という言葉、文字通り子供に選択させるのであって親はあまり気にしないようにしましょう。例えば3つ選択肢を用意して子供が1つを選んだ。選んだからには辞めることは許しません。
このような態度は絶対にとってはいけません。強迫観念にも似たやり方では子供は集中するどころか親の期待に応えなければいけないというプレッシャーしか感じることができなくなります。
あくまでも親はキッカケを与えてあげる存在であり、子供に無理強いをさせることは間違っています。
習い事に通い始めても子供が上達しない、馴染めない、そう感じているのなら続けずに辞めさせて別の道を選ぶのもいいでしょう。親がそういう風に思っていれば子供も心理的に楽になり、色んな事に思い切ってチャレンジできるはずです。
勉強に言い換えれば、塾に通っても国語は全く点数が良くならない。でも算数はとてもできるようになった。それなら算数を辞めて国語だけの塾に通う。
このように考えるのではなく、算数ができるならもっと算数を伸ばしてあげよう、こう考えるほうが子供の集中力を高め、可能性を伸ばすことになると思います。
日本人は短所を克服するのは得意だけど長所を伸ばすことは下手だと言われます。なんでも満遍なくできることはいい事ですが、スペシャリストには絶対になれません。
子供のうちに可能性の感じる分野が見つかり、子供が嫌じゃなければとことん伸ばすことを考えてあげるほうが親として大切ではないでしょうか?
まとめ
子供にとって集中力とは好き嫌いに直結する場合が非常に多いと感じます。
宿題や勉強が好きな子供は少ないかもしれません。別に好きにならなくてもいいですが、どうすれば集中しやすいのか、どうすれば出来るようになるのか、これらは子供に考えさせるのではなく、親が導いてあげることが大切です。
子供に集中力が身につくキッカケはどこに落ちているか分かりません。読書が嫌いな子供がある日、とても興味がある本と出会い、それをキッカケに本を読むのが好きになった、なんてことはよく聞く話です。
子供がしない、出来ない事に腹を立てて叱るのではなく、どうすれば子供に集中力が身につくのかを親が考え、正しい方向にできるだけ導いてあげることが大事なことだと思います。
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