イクメンブルーは男性の甘え?仕事と育児の両立は難しい?

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イクメンという言葉が定着して数年経ちますが、最近では育児に疲れた男性をイクメンブルーというみたいです。

 

11月30日のNHKニュースでイクメンたちが育児疲れからメンタルに不調をきたす言葉をイクメンブルーと言う言葉を聞いて、思わず「分かるなぁ」と思った男性は多いのではないでしょうか?

 

女性からは「これってただの甘えじゃないの?」なんて厳しい意見もありますが、果たして本当にそれは甘えなのでしょうか?

 

男性目線からこのイクメンブルーという言葉の真意を追求してみたいと思います。あくまでも男性目線の意見ですので批判は大いに結構です。

男性側からは同意の意見も

世の中が男性はもっと育児に関わっていかなければいけない流れに向かっているのに、日本の会社は全くこの流れに沿っていません。その結果が育児休暇取得率2.65%という数字が物語っていますね。

 

数字で見れば約40人に1人しか育児休暇を取得していません。つまり、日本の社会はまだまだ男性の育児休暇に対しては非常に厳しいと言えるでしょう。

分かるな。『育児に関われ』っていう世の中の流れがあるのに会社は全然理解してくれないもん

 

こういうことが起きるようになったのも育児に関わる男が増えたってことだよな

本当にこの通りだと思います。育児に関わる男性は増えたのに、男性を取り巻く社会環境は大きな変化が見えません。子供が産まれたからと言って早く帰らせてもらえる会社が日本にどれだけあるでしょうか?

 

子供が熱を出したから今日は帰っていいよ、なんて言ってくれる上司が居ますか?恐らくどちらもほぼ存在しないでしょう。

 

そんな中で家庭での役割だけが変化し、育児をするのが当たり前のような雰囲気になれば当然男性だってメンタルが不調になることだってあります。

 

それを「男性の甘え」などという一言で済ませる女性はさぞかし仕事も家事も育児も全てを完璧に出来るキャリアウーマンなんでしょうね、と思ってしまいます。

 

男性は仕事をして昇進し、部下を持てば仕事量が増えたり責任のある立場を任されることもあるでしょう。逆に景気が良くならない会社で働いても給料がなかなか上がらない中で家庭を支えなければいけない、というプレッシャーもあるでしょう。仕事での色々なプレッシャーが強くなっていく中で、家庭では家事に育児に精を出して頑張らなければいけない。

 

これでは精神的に休まる時間が無いと、同じ男性目線で見ると思います。

 

イクメンブルーという言葉が甘えだとは決して同じ男として思う事ができません。
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本当にイクメンブルーは甘えなのか?

女性は当たり前のように出来るのに男性はイクメンブルーという言葉に守られてズルイ。こんな声が聞こえてきますが、本当にこれはズルイのでしょうか?

大変な仕事して、育児してなんて共働きの母親はみんなやってるんだけど…

 

男は育児して落ち込んだら『イクメンブルー』なんて同情してもらえていいよね

と、かなり厳しい意見が聞こえてきますが、これを言っていいのは男性と同じくらい働いて、同じくらい給料を貰ってる上で家事も育児もしている女性だけです。

 

ハッキリ言って専業主婦やパートタイムの女性が言うのは違うと思うのは男として私が間違っているのでしょうか?

 

SNSでイクメンブルーという言葉にたいして文句ばかり呟くのは簡単ですが、いざ自分の夫がそうなった時に「甘ったれるな!」とメンタル不調の人に言えますか?いつも仕事も育児も頑張ってくれてありがとう。たまにはゆっくり休んでね、恐らくこう言うでしょう。

 

イクメンブルーという表面上の言葉だけに踊らされて本当に身近な人がそうなっても同じ事が思えますか?女性は自分の夫が会社内でどういう立場で毎日どんな仕事をしているのか知っている人はどれだけ居ますか?

 

夫の事をよく知っている妻なら批判的なことは言わないと思います。

イクメンブルーにならない為に

とにかく男性はストレスを溜めない事です。仕事でストレスを溜め、家庭でもイクメンという言葉のプレッシャーがストレスになります。

 

こういう時は1人で抱え込まず、しっかり妻と話し合う事が大切です。普段から会話はしていますか?仕事の話や子供の話、なんでもいいです。とにかくストレスになりそうなことは事前に吐き出してしまえば多少は違うでしょう。

 

溜め込むのはよくありません。仕事で嫌な事があれば妻に話せばいいのです。妻ならアナタに対して理解を示してくれるでしょう。育児で自分じゃ出来ない事があれば妻に相談すればいいだけです。あなたの事を想ってくれる妻なら解決策を出してくれるハズです。

 

とにかくイクメンブルーにならないためにはストレスが溜まってからの発散ではなく、溜まる前に小出しにして解消していくのがいいと思います。

まとめ

イクメンという言葉はそもそもが造語であり、私にとっては男性も育児をする事は当たり前だと思っています。

 

しかし、イクメンと言う言葉を盾に主婦をサボる女性だって出てきます。仕事が大変な男性に育児を求め過ぎるのは難しいでしょう。育児が大変な女性に夫がもっと稼いで来いって言われたらカチンとくるのと何が違うのか私には分かりません。

 

別に私はイクメンブルーという言葉を肯定も否定もしません。私の仕事は家庭や子供に対して融通が利く職場ですし、夫婦共働きでお互いフルタイムですが、妻の職場も育児に対して融通が利きます。

 

ただ、世の中の家庭全てが私たちのような環境ではないですし、男性であれば朝から深夜まで働いてる夫だって沢山居ます。その中で出来る育児なんて限られていますし、妻も多くを求めても無駄な事だと分かると思います。

 

しかし、イクメンと言う言葉に踊らされて男性も育児をするのが当たり前だと思い込み、夫の仕事の環境や内容も知らずに育児だけを求めてしまう妻も中には居るでしょう。

 

男女雇用機会均等法のほうに男女が平等に社会進出できる法律が作れるのなら、男女が平等に育児が出来る法律も作ればいいのになぁとしみじみ思います。

 

そうすれば男性はもっと育児しやすい環境が出来るでしょうし、イクメンブルーなんて言葉も自然となくなる社会になっていくと思いますが、もう少し時間がかかってしまうかもしれませんね。
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