夫婦共働きの家事分担はどうしてる?パパはやった気になっているだけ?

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子供に手のかからないようになって保育園や幼稚園に預けるようになれば働きに出るママは多いでしょう。そうなった時に今まで家事をママに任せていたパパは、これから家事を分担してやっていかねければなりません。

 

ママが育児に時間を取られている間、パパは仕事から帰ってきてママの育児や家事のサポートはしていましたか?これを全くやってこなかったパパは後々痛い目を見ることになるかもしれません。

 

家事は分担ではなくシェアするもの

家事を分担する、これって別に悪い言葉ではないと思うのですが、働いてるママからするとどうも納得いかないようです。分担するという事は家事を1つずつ細分化してその中でパパがする家事、ママがする家事を分けると捉える事が出来ます。

 

パパは当然今までまともに家事をした事が無いので簡単なものばかりやろうとします。結局分担というのは面倒な家事を今まで通りママにやらせてしまう事になるのです。

シェアする事で気持ちに余裕を

家事を分担しておこなうことは決して悪い事ではありませんが、共働きになった場合、ママの不満は募る一方でしょう。

 

例えば家事の分担で食事を作るのはママの仕事、なんて決めているパパはいますか?ママが残業でパパは子供を迎えに行って家に帰ってもママが帰ってくるまで何もしない。子供にはレトルトの離乳食を与えて自分はママの帰りを待つ。

 

こんな姿を見て仕事から帰ってきたママはどう思うでしょうか?逆の立場で考えれば分かりますよね。家事は分担ではなくシェアすることが大切です。同じ家事を同じ空間で共有すればお互いに嫌な思いをしなくて済みます。

 

パパにも分担ではなく、シェアする気持ちがあれば、ママがどんなに残業で遅くなっても何もせずに待っているだけ、なんて事はしないと思います。

 

ただ、ママにも注意してもらいたいのが、シェア=パパにやらせる、と考える事はダメです。自分は仕事しながらでもこれだけやってるんだからパパもするべき!という感情は夫婦間に嫌な感情しかもたらしません。

それでも家事はママの負担が大きい

実はママが働いていても専業主婦でもパパが家事に関わる時間てそんなに変わらないという調査結果が出ています。

共働き 専業主婦
パパの家事 0.39 0.46
ママの家事 4.53 7.43

単位は時間 平成23年 総務省統計局・社会生活基本調査

この調査結果を見てそんな事は無い!って思っているパパも居るかもしれませんが冷静に考えればパパの家事はおそらく1時間に満たない人が大半だと思います。

 

例えば毎朝出勤前のゴミだしはパパがしている事が多いと思いますが、ゴミだしをする時に家の中のゴミを集めて全部袋に入れて準備しているのは誰ですか?用意されたゴミを玄関からゴミ捨て場に持って行くだけのことをやっていませんか?

 

これはゴミだしではなくただのゴミ運びですね。家中のゴミを全て集めてそれを纏めてゴミを出す。ここまでやって初めてゴミだしだと思います。朝はそんな時間無いって言ってるパパ、朝に時間が無いなら寝る前にやればいいんです。

 

掃除に関しても同じです。パパは掃除機をかける時に目に見える範囲だけしかしていない人が多いです。机を移動させたりソファの下を掃除したりしていますか?パパの掃除機とママの掃除機ではかかる時間が倍以上違ってきます。

 

洗濯に関しても洗濯は洗濯機がやってくれます。パパは干して取り込んでいる人も居るかもしれませんが、ただ干すだけではダメです。干す時にシワにならないように気をつけたり、取り込むときもシワが出来ないように気をつけたりする必要があります。畳むときも同じ事ですね。

 

そう考えるとパパの家事の時間なんて1時間に満たないのが分かってくると思います。自分ではやっているつもりでもママから見れば適当にやってるように映るかもしれませんよ。
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デキる男になろう

花王株式会社がおこなった調査によると「積極的に家事をする男性は向上心があり、仕事もプライベートも充実している。また家族間でのコミュニケーションも良好で、夫が家事をしてくれる事で妻は生活に満足している」という結果が出ています。

 

家事をすることは離婚のリスクを減らす事になる

この調査の中でママ個人の収入が十分あるなら離婚したいですか?という質問に「離婚したい、または離婚を考えている」というママが、家事を全くしないパパに対して47%家事をしっかりしてくれるパパに対しては13%という数字が出ています。

 

つまりパパが家事をするという事は離婚のリスクが大きく減るという事です。これは家事だけに限った事ではありません。育児に対しても同じようにパパはしていかないと足元を掬われることになりかねません。

 

こちらを参考にしてみてください: パパの育児が熟年離婚を回避する?その理由は?

 

子供がいる家庭では家事と育児はイコールになることが多いです。家事・育児のどちらかだけではダメなんです。両方をシェアする気持ちが大切です。

家事をしたからと言って威張らない

普段家でパパはどんな家事をしていますか?またその家事をすることをママに対してアピールしたりしていませんか?今日俺は○○をやった!なんて子供じみた事をいうパパは意外と多いです。

 

では仕事をしているママはパパに対して今日ご飯を作ってあげた!感謝して!なんて言いますか?パパが言ったりアピールする事はママに対して家事は女がするものと言ってるのと同じです。

 

最初は不慣れな家事もあるでしょうが、生活の中の一部分と考える事が出来るようになれば当たり前のように家事をこなすことが出来ます。それに対してママは何も言わなくても感謝してくれています。

 

パパがアピールするのは外で仕事をして会社内でアピールすればいいのです。ママにアピールしても損することしかありませんよ?

まとめ

今まで家事をした事が無いパパは大変な思いを初めはするでしょう。しかし、ママによっては結婚するまで実家暮らしで家事なんかした事がないっていう女性も居ます

 

私の妻はそうでした。結婚するまで実家暮らしで掃除も洗濯も何もやった事が無い人でしたが今では仕事をしながら家事・育児を両方こなす立派なママになっています。女性だからできるのは当たり前と思っているパパ、スタートラインは皆同じです。何も出来ないところから始めるのです。

 

パパはこれから始めていけばいいだけです。男が家事をする事を特別な事だという認識を捨てて男でも女でも出来る方が出来るときにする、という考え方を持たなければそのうちママに愛想尽かされて1人ぼっちになってしまうかもしれませんよ?

 

でも家事はどうしたらいいか分からない、というパパは変なプライドは持たずにママとしっかり話し合う事で家事の大変さを気持ちの部分でシェアしてあげるだけでも全然違うと思います。

 

家事は地味な作業の連続です。その中でパパなりのこだわりを1つでも見つける事が出来れば違った感情で家事をする事ができるのではないでしょうか?私は子供の喜ぶ顔が好きなので料理には少しだけこだわるようにしていますよ。

 

何だっていいんです。こだわりをもってやれる家事が見つかればママや子供が喜んでくれると思えばパパも頑張れると思います。
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