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新学期が近づいてくると子供部屋を準備する家庭も多いのではないでしょうか?
今まで親と寝ていた子供を自立させる手助けとなるのが子供部屋だと思います。
その子供部屋に勉強机と同じくらい子供にとって大切なものと言えばベッドです。今までパパやママと一緒に寝ていた子供に1人で子供部屋で寝てもらう上でベッドは非常に重要な役割を担っています。
ではその重要な役割を担うベッドはどういう基準で選べばいいのでしょうか?
実際に大手家具メーカーのスリープアドバイザーさんに話を聞いたうえで書きたいと思うので参考にしていただければと思います。
Contents
子供のベッドを選ぶ上でデザインは重要なのか?
最近では子供が喜びそうなデザインのベッドが沢山あります。IKEAやニトリなどに行くとロフト付きのデスク一体型のベッドや小さい女の子が好きそうな可愛いデザインのものなど、子供は見るたびに
「これが欲しい!これ買って!」
と言うようなモノばかりがズラリと並んでいます。
では、子供部屋に置くベッドにおいてデザインは重要視するべきなのか?
小さいうちはデザイン重視でも大丈夫?
小さなロフト付きのハシゴが付いているようなベッドって子供にすれば秘密基地のような感じがしてワクワクすると思います。
親と一緒に寝なくなっても秘密基地のようなロフトベッドがあれば子供は早い段階で自立して1人で寝てくれるようになるかもしれません。
子供心をくすぐるようなデザインのベッドは本当に増えていますので子供が小さいうちはデザイン重視で選んでも問題ないでしょう。
デザイン重視のベッドの安全性は?
子供が喜んで寝てくれるようなベッドを買えば子供は安心して1人で寝てくれるかもしれません。
しかし、デザインだけを重視して子供が喜んだとしてもそのベッドの安全性は大丈夫でしょうか?例えばロフト付きのベッドなどは足が長く、安定感に欠けるかもしれません。
その足が長ければ長いほど、高さが高ければ高いほど揺れます。特に価格が安価なものであれば材料費が安かったり使っている木材が弱かったりする場合があります。
ベッドの底が抜けるような事は無いかもしれませんが、小さい子供は必ずと言っていいほどベッドの上で跳ねます。絶対ないとは言い切れませんし、底が抜けなくともベッドの足が折れる可能性も否定できません。
また、地震の多い日本でベッドの足の数が少ないロフトベッドは良く揺れますし、危ないです。
デザイン重視のベッドは何年使う?
子供が小さいうちは確かにデザイン重視のベッドは子供部屋で大きな存在感がありますし、子供自身も喜んでくれること間違いなしです。
では小さな子供が喜ぶデザインのベッドは何年使うでしょうか?
子供っぽいデザインのベッドで中学生まで使ってくれるのか?耐久性はどれくらいあるのか?
ただデザインが良くて子供が喜んでくれるからといった安易な理由で購入を決めてしまうと割と短期間で大きな粗大ごみに変わってしまうかもしれません。
ベッドは短期間で買い替えるものではありません。長い目で見てしっかり選びましょう。
デザインはいいけど寝心地は?
デザインは子供の中では100点満点、でもベッドは寝るための物です。そのベッド、寝心地はどうですか?
ロフト付きベッドなど高さがあるベッドは落ちないように柵が付いています。しかし、デザイン上、柵の高さはそんなにありません。
つまり、一般的なマットレスを置いてしまうと柵の高さが足りなくなってしまいます。
したがって、必然的に薄いマットの上で寝るようになります。薄いマットでは寝心地は良くありませんし、結果として床に布団を敷いて寝ているのとあまり変わらない寝心地になるかもしれません。
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デザインよりも重視するべきなのは?
実際にベッドで寝るのは子供自身です。子供が欲しがるものを買い与えれば喜んで寝てくれると思います。最初のうちは・・・
子供にとって睡眠はとても大切な役割を担っています。その睡眠を快適にとるために、ベッドの寝心地は決して軽視できないものだと思います。
私も子供部屋を用意する時、最初に買おうと思ったのは勉強机と一体型のロフト付きベッドでした。
秘密基地のような構造と子供心をくすぐるようなデザインの上に価格も手ごろで「これしかない!」と思いました。しかし、結果的には買いませんでした。
なぜ買わなかったのか?私の買わなかった理由も含めて説明したいと思います。
デザインよりも寝心地
最終的に購入する決め手はデザインよりも子供の体のことを考えて寝心地を重視しました。
ロフト付きのベッドでは薄いマットしか引けないので耐久性に乏しく、また特殊なサイズの枠組みであれば既製品の薄いマットが敷けなくなり、結果として非常に寝心地の悪いベッドになってしまいます。
子供は大人と違って体も軽く、柔らかいので、体にかかる負担は大人に比べると軽いかもしれませんが、使いづらくなってしまったマットでは子供もグッスリ熟睡できません。
寝心地を重視するなら?
これはもう大人と同じようなベッドを買うのが一番でしょう。
最近ではシングルベッドフレームもデザインが凝ったものが沢山あり、子供が好むようなものも沢山あります。
ベッドフレームはマットレスを乗せるだけの受け皿であり、サイズは日本の規格に沿ったものしかありませんのでデザインは何でも好きなものでいいと思います。
大切なのは子供が実際に寝るマットレスです。
マットレス選びさえ間違えなければ子供の寝心地は保証されるでしょう。
マットレスの耐久性は?
マットレスと言えばフランスベッドやパラマウントなど、様々なメーカーがあります。
私は決して業者ではありませんが、日本で買うなら最大手のフランスベッドのマットレスをお勧めします。
扱い方を間違えなければ耐久性は20年と言われています。
子供なのにフランスベッドのマットレスが必要なの?と思うかもしれませんが、20年もつのであれば小学校1年生に買ったとして子供が27歳になるまで使える計算になります。
これがロフト付きのベッドを購入したとして、20年間、27歳まで使えますか?おそらく5,6年しか使わないと思います。
20年使うための豆知識
マットレスを子供が20年、もしくは家を出るまで使い続けるために必要な豆知識を伝授したいと思います。
マットレスって1回敷くと基本的にはあまり動かさないと思います。しかし、毎日寝続けていると少しずつ同じ部分だけが弱ってきます。
マットレスを長持ちさせる為に大切な事は定期的にマットレスを動かす事です。
私が聞いたのは1カ月に1回前後を入れ替える、もしくは表裏を入れ替える、これを続けていれば20年もつと言われました。
前後を入れ替え裏表を入れ替え、またそれを前後入れ替える事で4回向きを変えられることになります。
子供に普通のベッドを買う決め手になったものは?
ここからは私が実際にロフト付きベッドではなく、大人と同じようなベッドを子供に買おうと思った決め手を書きたいと思います。
地元の大手家具屋さんのスリープアドバイザーさんに相談した時に、実際に言われた言葉が印象的でした。
ロフト付きベッドはウチにもあるけど、子供の睡眠を考える親に対しては私はどんなに高価な物でもお勧めすることはございません。
店の利益を考えるなら高価なロフト付きベッドを欲しがるお客様に対して購入を進めるべきなのかもしれませんが、お子様の睡眠を大切にされたいのであれば私はお客様には大人と同じベッドをオススメします。
一人でも多くの方により快適な眠りをご提供していきたいのです。
引用元コメント:ビッグウッド鳴門店 スリープアドバイザー河野さん談話
この話を聞いた時に、店の利益追求よりも、相手が子供であっても親身に相談に乗って快適な睡眠生活を送るためのアドバイスをしてくれた姿に感動し、私は子供用ベッドに普通のベッドの購入を決めました。
長い目で見れば必ず普通のベッドを購入して良かったと思う日が来ますとも言われました。
まとめ
子供部屋に置くベッドは確かに子供の意見を取り入れてあげるのが子供にとっては1番いいのかもしれません。
しかし、子供の健康と成長を考えた時に、長い目で見れば最初にそれなりに普通のベッドとマットレスを購入しておけば、結果的に安く済むと思います。
ちなみに私が最初に買おうとした勉強机付きのロフトベッドは10万円ほどでした。
結果的に勉強机とベッドを別々に購入して12万円ほどで、誤差は2万円くらいです。
この差を他の人はどう思うか分かりませんが、私はロフト付きベッドは子供が家を出るまでに必ず買い替えなければいけないものだと思いますので、もう1台ベッドとマットレスが必要になるので長い目でみれば高くつくと思います。
デザインを重視するなら普通のベッドフレームを子供に選んでもらい、マットレスはしっかりしたものを選ぶのが一番子供にとって大事なベッド選びになるので是非参考にしてください。
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