パパが教える夏祭りの金魚すくいで捕った金魚を上手に飼うための5つのポイント

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子供と一緒に夏祭りなんかに行くと必ずある金魚すくい。子供だけではなく、パパも童心に戻って夢中になってしまいますよね。せっかく捕ってきた金魚を大事に飼育していくために必要なポイントを5つ紹介したいと思います。

私はこの方法を守って子供が夏祭りでとってきた金魚をもう3年飼育しています。

金魚飼育のために最低限準備する事

金魚すくいで捕ってきた金魚を上手に飼育するために最も重要なものは金魚を入れる入れ物です。金魚は金魚鉢があるから大丈夫、なんて思ってる人は金魚すくいという遊びだけをして捕った金魚は屋台に戻して下さい。

 

金魚鉢でも飼えないことはないですが、せいぜい1匹が限界です。数匹飼うなら最低でも60cmの水槽を用意して下さい。外で飼うならタライや発泡スチロールでも大丈夫です。とにかく水が沢山入る入れ物を用意しておきましょう。

大きな入れ物は準備できた!次に準備するものは?

ただ大きな入れ物を用意しただけでは飼う事ができません。併せて準備したいものがエアレーションです。俗に言う金魚のブクブクというものです。金魚は水の中で生きていますが、酸素を必要とする生き物です。水の中が酸素不足になれば水面で口をパクパクしだし、じきに死んでしまいます。

 

金魚が小さいうちはろ過などは気にせず、まずはエアレーションをしてあげる事を意識してあげてください。物によってはエアレーションとろ過がセットになっているものもあります。ペットショップやホームセンターに手頃な価格で売っていますので事前にチェックしておきましょう。

入れ物もブクブクも準備できた!でもちょっと待って、その水で大丈夫?

入れ物に水を入れてもすぐに金魚を入れることはできません。それが水道水なら尚更です。水道水には塩素が入っています。塩素は金魚にとってなのでしっかり除去してあげましょう。

室内の水槽であれば、カルキ抜き、外にあるなら1日放置しておけば自然と塩素は抜けてしまいます。明日の夏祭りで金魚すくいをするぞ!って決めてるなら事前に準備をしておこう。

金魚すくいをするタイミングは?祭りに行っていつすればいい?

子供って金魚すくいを見つけるとすぐにやりたがりますよね。でも夏祭りに行っても絶対すぐにやらないでください。片手で持てる小さな袋に4~5匹の金魚を入れて1時間も2時間も祭りを楽しんでいる間に金魚はどんどん弱ってしまいます。

金魚すくいをするなら祭りの最後に必ずするようにしてください。

金魚すくいで掬うべき金魚は?

大きな金魚、小さな金魚、白の金魚、出目金、尾びれの大きな金魚、好みは人それぞれ好きな個体を掬って大丈夫です。でも1つ気をつけて欲しい事。それは元気な金魚を掬う事、です。

小さくてやせ細って動きも遅い金魚は暴れる事もないので非常に掬いやすいです。10匹でも20匹でも掬う事ができますが、弱っている分、死んでしまう事も非常に多いです。出来れば動きが早く、泳ぎまわっているものを選びましょう。

どこの屋台でも金魚は同じ?

これは組合によって同じであれば違う事もあるので一概には言えませんが、屋台によっては水の色が水色の場合もあります。これは薬を入れている状態なので病気にならないように予防しているので元気な金魚が多いように思います。

しかし、逆に考えれば病気の金魚が多いので薬を入れている、という可能性もあるのでしっかり確認してみましょう。

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もって帰ってきた金魚、元気がある場合と無い場合の対処法

持って帰ってきた金魚、元気か元気でないかの判断は難しいですがよく見れば分かると思います。元気な金魚は小さな袋の中でも泳ぎまわっています。逆に元気の無い金魚は底でじっとして尾びれを畳んでしまっている状態が多いです。

 

元気でも元気でなくても水合わせをする

水合わせというのは、今まで飼育していた環境から新たな環境に適応するための準備のようなものです。金魚は非常にデリケートな魚です。いきなり袋をひっくり返して水槽やタライの中に入れないようにしましょう。

まず最初に水温を合わせる事から始めます。夏場であれば水温はそんなに大きな違いはないので短時間で完了します。その後は少しずつ入れ物の水を金魚が入っている袋に入れてあげましょう。

 

徐々に新たな環境に慣らしていく事で金魚にかかるストレスを少なくしてあげる事が大事です。これは元気な固体、元気が無い固体は関係ありません。これらの行為は30分くらいかけてするのがいいでしょう。

 

元気の無い固体を復活させる魔法の粉

それはズバリ、です。これは熱帯魚飼育をされてる方ならよくご存知の方法ですが、塩を入れることで弱っている固体が復活する事があります。しかし、絶対ではありません。水量に対して1%ほど入れてあげるのを目安にしましょう。

元気な中に1匹だけ元気が無いならその1匹だけを別の入れ物で塩水に入れてあげるのでもかまいません。塩を入れすぎなければ特に金魚には影響はないので安心して下さい。

 

餌を与えるのは1日待ってから

金魚すくいで捕ってきた金魚は非常にストレスがかかっています。餌をすぐに入れても食べ無い事が多いです。食べないまま放置しておくと水が汚れる原因になるので餌をあげたい気持ちをグッと堪えて1日我慢して下さい。

1日経っても入れる餌は1つまみだけ

沢山食べて元気に大きくなって欲しい!と思ってもまずは様子見が必要です。まずは1つまみ餌を入れて食べるか食べないのか確認してみましょう。ちなみに餌を入れてずっと見ていると金魚も餌に集中できないので見るなら少し離れた場所から確認するようにしてください。

 

人間もご飯を食べる時に10cみゃ20cmの距離で見られていると食べにくいのと同じです。慣れてくれば目の前でも沢山食べてくれるようになります。

 

最初は出来るだけストレスを与えないように心がける事が大事です。

餌選びの大事なポイント

金魚は基本雑食です。慣れてくればパンでもうどんでも米粒でも何でも食べます。ただ、何でも食べるからといって何でも与えるのは良くないです。金魚には金魚専用の餌を与えるようにしましょう。

 

ペットショップの熱帯魚コーナーに行けば色んな餌が売っています。水を汚しにくい餌、栄養満点の餌、とにかく安くて多く入っている餌、とにかく種類が多いですが出来れば値段の高いものを選ぶようにしてください。高いといっても1000円もしませんので。お勧めはキョーリンというメーカーの餌です。

 

値段の高い餌なら金魚は元気に大きく育ってくれます。

寒くなる時季は水温に気をつけよう

今はまだ暖かいですが、冬になると水温は室内で10度ほど、外での飼育なら5度ほどになってしまいます。寒くなると金魚はあまり動かなくなり、餌も食べなくなります。死んでしまう事はないですが、動かなくなり、餌食いも悪くなるので成長が止まってしまいます。

水温をキープするためにヒーターを準備する

ヒーターというのは人間で言う暖房やストーブのようなものです。これを入れておけば冬場でも水温を下げることなく元気な金魚を飼育する事が可能です。ただ、ヒーターには色んな種類があるので飼育環境にあったものを選ぶようにしましょう。

ヒーターは飼育水量に合ったサイズがあります。しかっし、大きいものは電気代も高くなるのでここは家計と相談してください。大きいものであれば1ヶ月の電気代は3000円度かかります。

ヒーターの水温一定型と調整型のメリット・デメリット

ヒーターには水温を調整できるものを常に一定の水温を保つものの2種類があります。一定型のものは常に同じ温度(24~26度が多い)のままなので値段も安いです。ですが水温調整が出来ないので冬場であればほぼ24時間付きっぱなしなので電気代が高くなります。

調整型はメーカーによって調整温度は違いますが、一般的に15~35度まで調整可能です。金魚であれば15度でも十分大丈夫です。水温を低く設定する事ができるので電気代は安く済みます。ただ、値段は一定型のものよりは高いです。

 

まとめ

300円で手軽に出来る金魚すくいですが、長い目で飼育するためにはある程度の飼育環境や準備が必要になります。

・飼育するための準備
・金魚すくいをするタイミング
・元気がある固体、無い固体の対処法
・餌を与える時の注意点
・長い目で買うならヒーターが必要

これら5つのポイントをしっかりと守る事が出来れば3年、5年と長く飼育する事が可能です。

魚の世話は子供任せにしてしまうとすぐに死んでしまう事が多いので、できるだけパパが一緒になってするようにしましょう。

おまけ

飼育する金魚の為に日陰や隠れ場所を作るために水草やレンガを重ねて入れたりしてあげるとより良い環境を作ってあげる事ができます。水槽なら水草、外でタライや発泡スチロールなら水生植物など、水を浄化する作用や金魚の休む場所、物陰や日陰を作ったりと一石二鳥も三鳥にもなるのである程度環境がそろえば後から入れる事も可能なのでチャレンジしてみてください。

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