Sponsored Link
子供がグズって泣いたりすると母親は何かをしていても手を止めて子供をあやして泣き止ませようとしますね。
もしくは時間が無いから泣いている子供を無視して終わらせるのに必死になるでしょう。少し前なら子供のお気に入りのオモチャを渡して機嫌を取ったりお菓子を与えて機嫌をとったりしていましたが、現代ではスマホを手渡す事によって子供のご機嫌取りをしている親が非常に増えています。
ではスマホ育児やスマホ放置になってしまう原因、そうせざるを得ない原因はどこにあるのか?そうなってしまわないためにはどのような対策が必要でしょうか?
Contents
夫婦共働きが原因?
今や日本の夫婦の6割近くが夫婦共働きという現実です。昔は男は外で仕事、女は家で育児と家事に専念するという図式が当たり前でしたが今では専業主婦は3割ほどしか居ません。
妻が外に出る時間が増えるという事は家で家事をする時間が減るという事になります。子供が居なければ特に大きな問題はありませんが、子供が居れば当然育児にも時間を費やしてしまいます。
限られた時間の中で家事と育児、両方を効率よく進めていくには子供の機嫌や体調は大きなウェートを占めています。夫が家に居るなら協力を求めることもできますが、仕事で帰りが遅かったりする場合、妻は一人で家事と育児の両方をする事になります。
子供ってお腹が空いたり眠かったりすると寄ってきてグズグズ言いますよね。晩ご飯を作ったりしているといちいち手を止めて泣き止ませたりすることはなかなか難しいです。ここで夫が居れば見てもらうことも出来るかもしれませんが・・・
そこにスマホを泣いている子供に渡し、ゲームをさせたりyoutubeを見せたりすると驚くほどピタっと泣き止みます。もちろん最初はスマホを子供に渡す抵抗は誰でも多かれ少なかれあると思います。
しかし、夫婦共働きで家事に割く時間が無い場合、背は腹にかえられないという思いから仕方なくスマホを手渡すのがスマホ育児、スマホ放置に繋がる最初の一歩になってしまうのでしょう。
Sponsored Link
スマホ頼みにならないための対策は?
家事の中で一番手を止められないのは何でしょうか?沢山ある中で一番手を止められない家事、それはズバリ料理だと思います。料理をする時は包丁を使ったり火を使ったりと危険が沢山あります。
私の家の話ですが、昔、私が残業の時に妻が子供を見ながら晩ご飯を作っていた時に包丁を使っていて気が付かずに子供がいきなり泣き出して体当たりをしてきて誤って手を切ってしまった事がありました。
当時はまだスマホが無く、子供の機嫌が良くなるまで料理の手を止める事が度々あり酷いときは晩ご飯を作るのに2時間以上かかったこともありました。
掃除や洗濯物をたたむ作業は手を止めても大きな支障はありませんが、晩ご飯は手を止めにくい家事なのでご飯を作っている間の30分だけスマホを渡して静かにしてもらいたいと思うのは仕方のないことかもしれません。
しかし、少しの努力と工夫、もしくは金銭的に余裕があれば解決する場合もあるので是非参考にしてください。
晩ご飯は定期的にお惣菜
これは少し高くつくかもしれませんが、お米を炊いてお味噌汁だけ作れば後はお惣菜を2,3点買えば晩ご飯なら事足りるでしょう。コンビニ弁当はあまり食べたくない人でもスーパーのお惣菜なら大丈夫、という人は少なくありません。
最近はスーパーのお惣菜も種類が豊富で目移りしてしまうこともよくありますね。
しかし、出来立ては少し割高感があり、また遅い時間に行くと割引はありますが油物は美味しくないですし、めぼしいものは売り切れて無い場合がよくあり、結果的にいつも決まったものばかり買ってしまう、もしくは早めに買いに行って少し高いものを買ってしまう、という流れになってしまいます。
しかし、子供が乳幼児の場合は別途専用の食事を準備する必要があるので少しの料理はやはり必要になります。
外食やデリバリーを利用する
これは金銭的に負担が大きくなることがありますが、妻は助かりますね。食事の献立は家事の中でダントツで嫌な事らしいので・・・しかし、毎日外食をするわけにもいきませんし家から出る時間がもったいないからといって毎日デリバリーというのも現実的ではありません。
利用するなら多くて週に1度ほどではないでしょうか?こちらも結局乳幼児の子供が居れば食事は別で作らなければいけません。
保存の効く作り置き料理
これが一番現実的、かつ経済的でしょう。最近は晩ご飯を作る時間が無い女性の強い味方として作り置き料理の本がベストセラーになったりしているくらいです。
つくおき [ nozomi ]
|
保存が出来る手軽な料理のレシピが大量に載っている本で我が家にもあります(笑)
3日間ほど保存が出来るので料理をするのは実質週に2回くらいですし、冷蔵庫から出してレンジでチンするだけなので料理ができない夫でも簡単に準備することができます。しかし、1つ問題なのは作り置き料理を作る時間が必要ということです。
1度作ってしまえば作り置きが無くなる前にまた作り置き料理を作ればいいサイクルが完成しますが、最初は晩ご飯を作り、その後に別で作り置き料理を数点作るという作業があるのでどうしても子供が寝静まってからになります。
そんな時は旦那さんに手伝ってもらうことも視野に入れてください。本があれば男性でも見ながら作ることができます。
具体的な解決策はあるのか?
スマホ育児、スマホ放置にならない為には最終的にはどうするのが一番いいのでしょうか?ハッキリ言ってしまうとコレといった解決策はありません。現代社会ではスマホは生活から切り離せないものになっています。
もちろん旦那さんの稼ぎだけで家族を養えるようになれば妻は専業主婦になれるので家事や育児に使える時間が沢山出来ますが、これはなかなか難しいでしょう。
夫婦共働きという生活の中での解決策を見出すとすれば、それは夫婦で家事・育児を協力してする、これしかありません。特に旦那さんの積極的な協力があれば子供にスマホを渡すような育児にはならないはずです。
1度スマホ育児に慣れてしまうと何かある度にスマホを渡してしまい、子供と遊ぶ時間=子供がスマホで遊ぶ時間となってしまい、それが当たり前になる恐れがあります。
育児はスマホありき、そして常にスマホを持たせ、最終的にはスマホを持たせて放置してしまう。こうならない為には夫の協力が必ず必要になります。つまり解決策というのは夫婦での協力した家事・育児という事になります。
まとめ
スマホ育児、スマホ放置、決して認められることではありませんが、それでも今の生活環境から大きく変化が無ければ夫婦共働きの中で家事・育児をすることになり、また特に若い子育て世代ではスマホは手放せない必須アイテムでもあり、育児にも活かせる便利なものになっています。
しかし、その利便性故に子供と接する機会を奪いかねないものにもなってしまいます。小さいうちから子供がスマホ依存症になってしまう可能性もあり、何かある度に持たせてしまうのは良くありません。
どうしても子供が泣いてしまうと困る場合、例えば公共の場で泣き止まない、前述でも述べたように晩ご飯を作る間だけ、といったように限定的な使い方をするなら私は個人的には賛成です。
仕事が忙しくて普段子供と接する機会が少ない父親であればスマホは子供と接する機会を作ることが出来る便利アイテムにもなります。
つまり使い方さえ間違えなければスマホは育児にとって便利なアイテムにもなりますし、間違った使い方をすればスマホ放置となり、周りから見れば育児放棄しているという風に見られても仕方ありません。
スマホ育児、スマホ放置になってしまうのは妻だけの責任ではありません。
育児に関しては夫の協力なくしては共働きの生活の中では成立しません。つまりスマホ依存の育児になってしまうのは夫の責任でもあるのです。
スマホを上手に使った育児なら賛成ですが、何でもかんでもスマホに頼った育児にならないように気をつけましょう。
Sponsored Link