パパの育児参加が熟年離婚を回避する?その理由は?

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パパが育児参加する事は将来的な目で見ると離婚防止へのリスクヘッジと捉える事ができます。まず最初に女性は子供を出産すると愛情のベクトルは子供へ向いてしまいます。これは当然の事ですよね?パパは悔しくても受け入れるしかない事実です。

 

しかし、いつまでもママは子供に対する愛情が1番と言うわけではありません。子供が大きくなるにつれて、愛情も落ち着いてきます。そうなった時にパパへの愛情が復活するか低迷したままなのかは、子供の育児や家事に関わる事で大きく変わってくると思います。

 

年老いてから1人にならない為にも今のうちからしっかりと家事・育児が出来るパパになりませんか?



今は離婚しやすい環境が整っている

一昔前まではパパは外で仕事をする、ママは家で家庭を守るという家庭図が世間一般的にいいものとして扱われてきました。この時代の女性は子育てや家事を全てこなしながら影でパパを支えるという役目に徹していました。

 

そのスタイルが正解であり、ママが仕事で帰りが遅いなんて家庭は珍しいとさえ言われていた時代です。

 

当時の女性は離婚したくても社会的立場が弱く、また経済的にも自立する事が難しかった時代なので離婚と言う選択肢が無かったのも事実です。

女性の社会進出で立場は対等に

日本は先進国の中で最も女性の社会進出率が最も低い国です。それは今も昔も変わっていませんが、近年はそれでも働く女性が増えてきています。1985年に男女雇用機会均等法が制定され女性の社会進出が現在でも右肩上がりになっています。

 

近年では女性でも仕事が出来る人は関係なく出世し、逆に仕事が出来ない男性は事務員に回されたりという姿をよく目にします。男性ばかりの職場で女性が活躍する、また逆に女性の職業だと言われていたところで男性が活躍するなんて事もありますよね。

 

今では女性のほうが男性よりも働いてお金を稼いでる職業だってあります。こうなってくると男性と女性の立場は均等と言えますね。

働く女性ほど離婚に踏み切るのが早い?

結婚して出産するまで正規雇用としてバリバリ働いていた女性は産後も社会復帰する人が多いと思います。出産してから一定期間育児休暇を取って育児に専念し、保育園に子供を預けるようになってまた社会復帰する。

 

パパは、ママが育児休暇中に育児や家事に積極的に取り組んでいますか?これは強制ではありませんが、男性が育児に参加する事は現在では珍しいことではありません。

 

ママが社会復帰を希望したらパパはどうしますか?パパ1人の給与でもやっていけるなら大丈夫かもしれませんが、近年は低所得者の割合が働く人全体の4割だと言われており、パパ1人の給与でやっていくのは難しい時代になっています。

 

ママが社会復帰したなら立場は対等です。毎日同じように働いているのに育児や家事を全てママに任せますか?このような状態が長く続くのであれば、社会的にも自立しているママはパパの必要性を感じなくなり、離婚する考えを持つ人が多く、実際踏み切る人も多いと感じます。

育児や家事をパパもすればママは安心する

パパがしっかり家事・育児をする事によって子育てが大変だった時期のママは非常に助かるでしょう。子供に対する愛情が1番のママは子供が大きくなるにつれて徐々に下がって行きますが、パパが家事・育児をしっかりしていたなら、その愛情はまたパパへと向かってきます。

渥美由喜さんの「夫婦の愛情曲線の変化」アンケート調査では、子供の出産から乳幼児期までの間に子育てに積極的に取り組んだパパとそうでないパパでは「将来的に夫と離婚しようと考えた事があるか?」という質問にあると答えるママの比率が72:0.4と180倍も違う結果が出ています。

この数字を見ると結果的に子育てに積極的なパパほど自然と離婚に対するリスクヘッジが出来ていると考えていいでしょう。

産後クライシスに気をつけよう

出産直後のママは心も体もとても疲れています。疲れていても家事や育児は待ってはくれません。どんな状況でも必ずやらなければいけない事なのです。そんな状況でパパが家事や育児に非協力的な態度を取ってしまうと精神的に不安定なママは離婚を考えてしまいます

 

産後のママが心身ともに不安定な状況を助けてあげられるのはパートナーであるパパしか居ません。女性は男性と違って嫌な事を根に持つ人が多いです。子供が大きくなった頃に「あの頃火事や育児を全く手伝ってもらえなかった」なんて理由で子供が大きくなってから捨てられてしまう事だって珍しくありません。

 

そうならない為にも手遅れになる前にしっかり家事・育児をやっていきましょう。

ママを1人の女性として尊重する

普段家でママの事をなんて呼んでいますか?子供の前だとママやお母さんと呼んでいるパパは多いでしょう。しかし、2人で居るときくらいはママの事を名前で呼んであげましょう。ママは子供のママである前に1人の女性としてパパに扱ってほしいと思っているはずです。

 

ママは子供のママであってパパのママではありません。子供が居ない時はしっかり1人の女性として見てあげることが大切です。面倒だと思っているパパも居るかもしれませんが、こういう積み重ねが離婚の原因になってしまう事もあるんです。

 

なんども言いますが、パパはリスクヘッジの為に色々と考えて行動しましょう。

まとめ

俺は育児も家事もそんなにやってないけど夫婦間で問題は無いよ?なんて余裕を持ってるパパ、本当にそうでしょうか?ママの本音は聞いたことありますか?そんな調子でいると今に足元を掬われるかもしれません。

 

近年では毎年3組に1組は離婚している時代です。しかし、この数字は1年で結婚する組に対して離婚をする組の数の割合を元に出している数字であって毎年3組のうち1組が離婚するというわけではありません。

 

この中で熟年離婚の割合は15%だと言われていますが、将来的にはもっと増えるかもしれません。また、熟年離婚の場合はママから離婚を切り出すケースが圧倒的に多いです。

 

熟年離婚をする女性は現在では団塊の世代を支えていた時代の女性を指す場合が多いですね。高度成長期に日本経済の為に働きまくった男性を支える存在だった人達です。この頃の女性は毎日が我慢の日々で、亭主関白という言葉が浸透し、妻は夫を支える存在である事が正義みたいな時代でした。

 

この時代の女性は自分の自由や青春を全て家事・育児に使い果たしてしまい、楽しむ時間が全く無かった人たちです。子供も大きくなり、貯蓄も沢山ある今、こんな夫と死ぬまで一緒なんか嫌だ!もう1度人生をやり直して楽しみたい!という考えから離婚を切り出される事が多いようです。

 

昔のような頑固オヤジや亭主関白の時代はもうとっくに終わっています。俺はそれでもそのスタイルを変えない!というパパは将来孤独になっても絶対に文句は言わないようにしましょう。

 

子供が手を離れてからも夫婦仲良く暮らしていくためにもしっかりと家事・育児をママと一緒にする事を心がけていきましょう。