子供を葬儀に連れて行く場合というのは親族関係の場合がほとんどですね。
しかし、葬儀の場に子供を連れて行っていいのか悩む家族は多いのではないでしょうか?
騒いだりしないか?大声を出したりしないか?急に泣き出したりしないか?ある程度大きな子供であれば言い聞かせる事も可能かもしれませんが、まだまだ小さい子供を連れて行く場合はどうしていいのか悩みますよね。
また、着て行く服に関しても結婚式なら何カ月も前から決まっているので子供を出席させるのであれば衣装を用意できますが、葬儀は突然の場合が殆どなので子供に着せる服で悩む事もあります。
親族だからこそ迷惑をかけられない、または甘えられる部分もあるので参考してください。
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子供を連れて葬儀に参列する場合の注意点
子供にとって葬儀とは非常に退屈な時間です。とにかく何時間もじっとしていなくてはいけませんし、騒ぐことも許されません。
それでも親族の葬儀であれば基本的に子供が居ても家族で参列するのが一般的でしょう。
しかし、子供と一緒に葬儀に出席する場合、注意しなければいけないことが沢山あります。
とにかく葬儀中は静かにする
これは当然の事でしょう。葬儀というのは基本的に静かに行うものです。
子供を連れて参列するのであれば事前に子供に「今日は静かにしててね、お約束だよ?」と言っておきましょう。その場合、「静かに出来たらご褒美をあげるから」と言っておけばより効果的です。
それでも3歳くらいまでは聞いてくれないかもしれませんが・・・
子供が騒ぎ出したら?
もし騒ぐようであれば、そっと抱きかかえてその場から離れるのがいいでしょう。
親族であれば、子供が騒ぐ前に親が連れ出しても感謝はされど、失礼だとは思われません。
騒いでいるのが話の分かる小学生であればその場で静かな声で言い聞かせましょう。
子供が泣いてしまったら?
泣いてしまうのは基本的には乳幼児の場合が殆どです。
2,3歳になればお腹が空いたからと言って泣いたりはしません。乳幼児であれば、お腹が空いた、オムツを替えてほしい、など何らかの理由があります。
その場合も騒いだ時と同様に一旦その場を離れましょう。授乳にしてもオムツ交換にしても控室などで行うようにしてください。
沢山子供が居て走り回る
これも親族の葬儀ではよく見る光景ですね。
兄弟が多かったり、年の近い従妹が居ると子供は自然と騒ぎ出して、葬式場が一気に子供の遊び場へと化します。
葬儀に参列している親たちが騒ぎ出す子供を叱って止めるわけにもいきません。そんな時は一時的に子供を全員一つの部屋に入れて見張り役として大人を1人だけ子守役にさせましょう。
子供を一か所に集めて静かにさせるために、お菓子や、持っているなら葬儀の間だけゲーム機などを一時的に使うのもこの場合はアリです。
葬儀での子供の服装はどうする?
葬儀とは突然にやってくるものです。
子供も一緒に出席する場合、どのような服装が好ましいのか?また、どのような服がNGなのか?子供だから何着てもいいじゃない!なんて思うかもしれませんが、そういうワケにもいきません。
子供の服なんてのは小さいうちは親の趣味で揃えたりするので派手な服が好きな親は着せる服が無い、なんて事になるかもしれませんね。
大きな子供が居る場合
基本的には学校や幼稚園に通っているなら制服が一番いいでしょう。
制服であれば大抵は白、黒、グレー系の場合が殆どです。しかし、中には幼稚園ならピンクや水色などの派手な色の制服もあるのでそのような場合は避けましょう。
もし色が明るめの制服しか無いのであれば、手持ちの洋服の中で出来るだけ地味なものを親が選んであげてください。
無ければ、ユニクロやGU、西松屋などですぐに買い揃える事も可能なので焦る必要はありません。
小さな子供の場合
乳幼児や保育園児はまだ制服がありません。
なので、出来るだけ上記に書いたように白、黒、グレーの服装で出席するようにしましょう。
小さい子供だから服装は何でもいいや、なんて思って好きな服を着せて出席すると非常に目立ちますし、周りからも冷たい視線を浴びる事になりかねません。
親族の葬儀であれば、小言なんかを言われたりする可能性もあります。
例え小さな子供であってもマナーを守って節度ある服装にしてあげましょう。
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火葬場には子供は連れて行く?
葬儀が終わると火葬場に行きます。
その場合、葬儀場のバスを利用すると思いますが小さな子供が居る場合はどうするべきなのか?
バスを利用するべきか?
バスを利用するなら葬儀と同じように子供が騒いだりしないように気を付けましょう。
公共のバスとは違い、親族の葬儀であれば顔見知りしか乗っていませんがそれでも場の雰囲気を考えれば、子供が騒ぐのであれば一緒に乗っていくのは避けるべきです。
個別で葬儀場に車で行っているのであれば、自分の車でバスの後ろからついて行きましょう。
自分の車であればいくら騒いでも問題ありません。
火葬場には行かない
火葬場に行くのは強制ではありません。
子供を連れてこれ以上一緒に行動できないと判断したのなら、火葬場に残る、もしくは近いのであれば一旦家に帰るという選択肢もアリでしょう。
小さな子供が居るのであれば周りの親族も火葬場に来ることを強制したりはしません。
まとめ
小さな子供を連れての葬儀はとても大変です。自分の子供への配慮はもちろん、周りへの配慮がいつも以上に必要になります。
無理をして最初から最後まで参加させるよりも、無理と判断したなら途中退席も考えておきましょう。
もちろん、周りの親族が泣いても騒いでも構わないと言ってくれるのであれば、その言葉に甘えていいかもしれません。
まずは子供を連れて行くなら喪主に相談しておきましょう。泣いたり騒いだりしたらどうしたらいいか、自分で判断できないのであれば喪主の判断に委ねるのもアリです。
葬儀は静かにスムーズに行われるのが理想です。
子供を連れて行っても出来るだけそうのような形で行われるようにしっかり配慮しましょう。
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