育メン(イクメン)家事メン(カジメン)という言葉があるがその言い方は好きじゃない

イクメンという言葉が浸透し始めた頃からこの言葉があまり好きではないさとションです。

そもそもこのイクメンの定義ってなんなのでしょうか?

イクメンてなぁに?

イクメンとは、「子育てするメンズ」の略語にあたります。単純に育児中の男性というよりは育児をするために休暇をとったり、母親と一緒に積極的に育児に参加する男性を指す言葉ですね。

 

この言葉を流行らせたのが2010年の長妻昭労働大臣。少子化打開策の一助としてイクメンという言葉を流行らせたいといい、積極的に使ってました。

 

そもそも日本は欧米・欧州と違い、昔から男は外に出て働き、女は家庭を守る、という図式でずっとやってきました。昔は共働きの家庭が少なかったからだと思います。

 

現在では景気の低迷や女性の社会進出の場所が増えて外に働きに出る人が増えましたね。さとションの妻も正規雇用でバリバリ働いています。

家事は分担制じゃなく出来る方がやる

上に書いたように家事は分担ではなく、出来る方が、出来る時にやるのが平等だと思います。さとションも子供が生まれるまでは殆ど家事をしていませんでした。

子供が生まれるまで家事を殆どした事がない人って結構多いんじゃないでしょうか?少なくともさとションは全くやてこなかったですね。

さとションの家は子供の頃、自営業を営んでいたのですが夫婦で同じくらい父も母も働いていましたが、家事は全て母がやっていました。その姿を見ているので妻が家事をするのが当然の流れみたいに思ってたんです。

結婚した当時は働く時間も自分は月~金の9-18時なのに対し、妻は不定休で9-18時、12-21時のシフトで働いていたのですが、それでも家事を殆どしなかったのは父と母の背中を見てきたから。

意識が変わったのは子供が生まれてから

それまでは家事をすると言っても気分で皿洗いや洗濯物を干したり、自分の気分が乗った時だけやってました。(今よく叩かれている自称イクメンみたいですね)しかし、いざ子供が生まれてみると思った以上に大変で家事、育児をほぼ妻に任せていたため、妻は疲れきってしまいました。

 

このままじゃマズイな・・・という気持ちが徐々に芽生え始め、これをキッカケに私の家事、育児に対する姿勢が変わりました。やっぱりキッカケっていうのは人生の転換期じゃないと難しいですね。なかなか意識するだけでは行動に移せないと思います。

本格的に家事・育児をするようになったのは妻が社会復帰してから

皆さんの理想の家庭像ってありますか?さとションはバリバリ働いて妻と子を養って妻には家で家事に専念してもらうというのが理想でしたが、現実はそんなに甘くないです。個人的な理由があって結婚する前に一軒家を購入していて住宅ローンもそれなりに多く、1人の稼ぎではやっていけなかった為、生後半年という短い期間で保育園に預け、妻には働きに出てもらいました。

元々仕事が好きな性格の妻だったので快く承諾、仕事のシフトも復帰と同時に不定休ではなく、土日祝休みの9-18時にしてもらいました。偶然なのですが、自分と妻の職場が目と鼻の先だったのでお互い別々で車通勤だったのを一緒に通勤するようになりました。

なので当然、保育園の送迎も一緒です。帰ってきてからは妻が家事、自分は育児といった分担になりました。妻が夕食を作る間は子供をあやしたり、洗濯物を畳んだり、自分が出来る事は出来る範囲でやりました。(それでも今と比べるとそんなにやってないです・・・)

当時は自分の中でしてやってる感が強かったと思います。あぁ恥ずかしい・・・

自分はイクメンではない。ただ当たり前の事をしているだけ

前置きが長くなってしまいましたが、さとションは自分で自分の事をイクメンだと言った事はありません。思ったことは昔すこしだけあります。。。

現在我が家は子供が3人居ます。7歳、4歳、2歳です。今は夏休み中なのですが、相変わらずの共働き生活ですが環境が少し変わり、妻は同じ職場なのですが、自分は家から近いところで働いています。

全ては子供のために、と思っています。甘ったれた考えかもしれませんが、小さいうちは出来るだけ親が傍に居てあげた方がいいと思い、融通の効く職場に変わりました。

世間からはそんな事は女がすることだなんて言われそうですが、子供と接するのに父も母も関係ないという思いがあります。最近は妻の会社内での環境が少し変わり、9-18時が8-18時に変わりました。

職場までは車で1時間ほどかかるので7時過ぎには家を出ます。当然朝が早いので妻が朝から子供を起こしてご飯を食べさせて、着替えさせて送って行くなんて事は不可能です。

毎日子供の送り迎えは、さとションがやっています。その事に対して自分はイクメンだ!なんて思った事はありません。当たり前の事をしているだけで、生活の一部分という感覚です。

場合によっては子供の朝食、洗濯物を干す、着替えさせる、保育園、幼稚園の準備をする、これら全てを朝1人でやっています。これも全て当たり前のことです。保育園は着替えることも多いので洗濯物は多いです。上の子供はサッカーをしています。1日洗濯を怠ればかなり悲惨な状況です。

保育園に持っていく着替えが無い、サッカーに着ていく服が無い。恥ずかしい思いをするのは子供だけではなく、親もです。子供が毎日当たり前の事が当たり前のように出来る環境を作ってあげるのが親の務めです。それをイクメンだカジメンだ、なんで流行の言葉でもてはやすのはどうも好きになれません。

妻が残業の時は子供を迎えに行ってから一緒にスーパーに買い物に行き、晩御飯も作ります。それも別に苦ではありません。当たり前の事をするだけです。

 

同じ境遇の人に伝えたいこと

共働きの人にしか共感してもらえない事って沢山あると思うんです。でも勘違いしてる人が沢山いるのも事実です。

google検索で「イクメン 勘違い」って検索してみて下さい。世間の妻たちが思っている事が辛辣に書かれているのを見ることができます。まさに昔のさとションの事を言ってるようで耳が痛いですね。

育児に参加する、家事を手伝う、この言い方って他人行儀な感じがしませんか?参加する、というのは本業以外の事を手助けしたりする時に使う言葉です。参加するという言葉を使う人は子育ては妻の本業だと心のどこかで思っていませんか?

手伝うという言葉も同じです。手伝いとは本来自分がしたくない事を頼まれた時に発生する事が多い言葉です。家事を手伝う。家事って本来はするものですよね?少し大きくなった子供に何か手伝いを頼むときにニコニコしてやってくれますか?内容によっては嫌な顔をされる事が多いと思います。

なのでこれはさとションの持論ですが(批判は受けます)、育児も家事も参加する、手伝うじゃなく、する、なんです。生活の一部分、歯を磨く、ご飯を食べる、寝る、これと同じ感覚で家事も育児もします。

育児をする女性に対して「イクウーマン」「カジウーマン」なんて言わないでしょ?当たり前の事をするのにわざわざ言葉を作ってクローズアップする必要なんてありません。

この記事はこれから家事・育児をするパパや、パパに家事・育児に対する見方を変えてほしいと思っている世の奥さんに向けて発信していくブログにしたいと思っています。