父親として、生活の中心はどこにありますか?
人それぞれ生活の中心を意識する場所が違うのは人間だから仕方ありません。イクメンという言葉が定着してきた現代では父親の生活の中心は、家族に重きを置く人が多いでしょう。
生活の中心を家族に集中させ、仕事以上のエネルギーを注いでいけば家庭は上手くいく、そう思っているかもしれません。
しかし、実は家族を中心に考えた生活というものは意外と脆い一面もあるので注意が必要です。
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Contents
家族中心は安定を求める
これは至って普通の事です。父親として自分の生活を家族中心に考えていれば誰しもが安定を求めるでしょう。
妻との関係、子供との関係、仕事への安定感、これら全てを上手くこなしていけば自然と家族は安定する、かもしれません・・・
なぜ安定性を求めるのか?
それは極端に家族という世界に依存しているからに他なりません。
安定無くして家族中心の生活は成り立たないと自分で思い込んでしまっているからです。
もちろん家族中心に生活していれば、家族は深い愛情でつながり、夫婦間ではどんな事も分かち合うことができ、生活を素晴らしいものにしてくれるに違いありません。
安定が揺らぐと耐えられない?
家族を中心に生活することを考えるあまり、1度安定が揺らいでしまうと耐えられない可能性があります。
家族中心の生活をするという事は仕事よりも家族を大切に思ってしまっている父親であり、残業よりも家庭優先、休日出勤よりも家族サービス優先してしまう傾向にあります。
しかし、その生活の基盤になるのが仕事であり、その対価にあたる給与になります。
例えば会社の業績が傾いたり、リストラにあうなどして生活の基盤になるものが大きく減少したり、無くなってしまうと安定が揺らぎ、耐える事が出来なくなってしまいます。
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育児に対してはどう考える?
家庭を中心に考える父親は良く見ればイクメンである。生活の中心に家族を置いているのだから当然ですよね。
とにかく子供に好かれたい
決してこれは悪い事ではありません。親なら普通は誰しも子供に好かれたいと思うでしょう。
家族中心の生活の中で子供は大きなウェートを占めているのは間違いありません。当然育児もしっかり手伝ってくれるでしょうし、誰が見ても子供にとって素晴らしい父親として映るでしょう。
子供の将来はどう考える?
家族生活中心の父親は先ほども述べたように自然と安定性を求めてしまいます。
つまり、安定性を求めすぎるあまりに、子供の将来よりも、今現在の子供の姿しか見ようとしない傾向にあります。
子供の将来を考えるよりも、子供に好かれていれば生活が楽しい、幸せだ、という幸福感に満たされる事を優先してしまいがちになります。
子供が言う事を聞かなかったら?
父親の安定性が家族から来るものであれば、子供が父親の意と反する行動を取れば、たちまち安定が揺らいでしまいます。
子供が問題を起こせば、躍起になってその場を解決する方法を模索し、子供の成長よりも自分の安定を求める事に必死になり、その場限りの解決を第一に考える可能性が高いです。
早くその場をどうにかしたいという思いから、その時だけの感情で怒鳴ったり、叩いてしまったりするかもしれません。
短期的には育児が上手くいっているように見えるかもしれませんが、長期的に見てこの対応が正しいかどうかは父親の判断でしょう。
まとめ
家族中心に生活を考える父親全てが素晴らしいとは限らない事が分かっていただけたでしょうか?
もちろん家族中心に生活することは悪い事ではありませんし、家族が居るから仕事も家事も育児も頑張れるという人は多いでしょう。
私が危惧しているのは、狭い視野で家族を中心に考えすぎると、何かあった時に耐える事が出来ない脆さがあるという事です。
家族は大切ですが、安定を求めすぎるあまり、子供の事に関しても視野が狭くなってしまいがちです。
大切なものは大切なものとして大局的に見える視野を持つようにしなければ、何かあった時に大切にしているものが一気に崩れるかもしれないので注意しましょう。
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